2008年3月6日木曜日

宮部みゆき book

あるbook reviewを読んだときに宮部みゆきを知りました。
たしか「レベルセブン」についてのbook reviewだったと思います。
今では、超人気作家になってしまいましたが、
当時はまだそれほどではなかったと思います。
ストーリー的にもとても面白かったのですが、
なんというか、読後感が非常によかったのを覚えています。
彼女の作品に共通しているのは、登場人物のさわやかさです。
あつかっているテーマは、SFであったり、サスペンスであったり、
超能力者であったりするのですが、けっしてヒーロー、ヒロインは
でてきません。
みんな一人の人間として悩みながら生きています。
特殊な能力を持ってたりしてもあくまで一人の普通の個人として
描かれていくのです。
むしろ、特殊であるがゆえの苦悩や生きづらさをかかえています。
考えてみれば、普通の人間であっても、一人ひとり状況や環境や、
あらゆるものが違っています。
それが誇張されているがために、深い共感を感じるのかもしれません。

まだ読んだことのない方は、まず短編集から読んでみることを
おすすめします。
短い中に宮部さんの魅力が凝縮されていますから。

また、かなりの作品が、映画化、アニメ化、ドラマ化されていますが、
やっぱり小説で読むことをおすすめします。
彼女の場合は、描写力と人間観察力にすぐれていますので、
文章で読むのが1番だと思います。

ちなみに、宮部さんは、以前僕の書いた京極夏彦さんとも
親しいらしく、大沢在昌さんの大沢事務所にともに所属しており、
オフィスの公式サイト名が、3人の姓から1字ずつとって、
「大極宮」といいます。
3人でいつも面白い企画をやっています。
3人とも遊び心があるので、これからも楽しみです。
もちろん小説も楽しみですが。

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